「夢やぶれて」
2010-01-10


皆様、あけましておめでとうございます(年賀状を送っていただきました皆様、ありがとうございました)。本年も時間と体調がゆるすかぎり、気ままに適当にブログを書いていきたいと思います。気楽にお付き合いください。

昨年の大晦日の晩、紅白歌合戦を見ていた。別に紅白に関心もないのだが、イギリスから来日したスーザン・ボイルの歌を聴くためであった。紅白をまじめに最初から見るのは(どこで彼女が登場するかわからなかったので)、本当に久しぶりだった。

ぼんやりと若い歌手が唄う歌の歌詞を眺めていると、「夢が叶って」とか「夢を叶える」みたいなフレーズがいくつか目についた。若い人間たちは、幸福な夢や希望を歌わずにはいられないのだ。

そして、半ばすぎに、中年のスーザン・ボイルが登場し、1曲だけ歌った――「夢やぶれて」

いっしょに見ていた母は、この歌の頃にはいつのまにか座椅子でうたた寝をしていた。その平和な寝顔を見ながら、私が母の夢をどれだけ打ち砕いてきたかを思い出した(涙)

おそらく私が若い頃の母の心境は、「夢やぶれて」の歌詞のようだったにちがいない。

私には人生の夢があったI had a dream my life would be
それなのに、夢とはあまりに違う地獄を私は生きている
So different from this hell I'm living

予想したのとは全然違う人生… (So different now from what it seemed…)
人生が私の夢をこわしてしまった…(Now life has killed the dream I dreamed…)

                       


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[社会]

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