「すべては幻想」という観念の魔境(2)
2014-04-25


 もし「世界は幻想である」と言う一人の自分そのものが幻想であるという認識・理解が起こるなら、そもそも「世界は幻想だ」と言うことに何の意味もなく、「『私』はどう生きればいいのか」の質問も無意味である。なぜなら、 生きるべき「自分」も、何かをする「自分」も本当は存在せず、「どう」も「何」もへったくれもなく、物事はただ起こるだけだからだ。起こる出来事の中で夢の中の登場人物は、それぞれの性格やプログラミングにしたがって、ただ反応し行動するだけである。

さて、春爛漫である。「世界はブラフマンである」がリアルに実感できる季節である。先日、用があって新潟市へ行ったついでに、市内の福島潟まで足をのばし、一面に菜の花が咲いている湖沼風景を堪能し、帰りは車の中からところどころ、満開の桜を満喫した。大げさな言い方をすれば、世界の美しさがハートを直撃し、世界は幻想どころか、まさにブラフマン花盛りであった……

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2014年5月24日(土曜日)(広島市)
  「あらゆる感情と向き合う」ワークショップ

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2014年5月25日(日曜日)(広島市)
 「私とは本当に何かを見る」ワークショップ

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