YouTube
2023-04-08


[お知らせ] 
「ダグラス・ハーディング1996年東京ワークショップ」の音声ファイル(に字幕と画像を付けたもの)を、youtubeに(1)から(22)まで公開しました。
 (一つの動画は15分くらいです) 

シンプル堂youtubeサイト

[新刊情報] 

「バーソロミューとの旅(上)日本編」(バーソロミュー著 ナチュラルスピリット発行)


「バーソロミューの旅日記(上)日本編」が新しいタイトルで復刊されました。シンプル堂が「バーソロミューの思い出」を寄稿しています。


最近、YouTubeのチャンネルを開設した。その主な目的は、自分が出てしゃべるためではなく、1990年代に私が主催したワークショップの記録を公開するためである。動画作成の分野はまったく素人のため、試行錯誤しながらの作業であるが、やり出すとけっこう楽しい。誰でも平等に参加できるのが、こういった新しいメディアのよいところだろう。何かを人に伝えるのに、音声と画像と文字の組み合わせは、(もしよいものが作れれば)、非常に効果的な感じである(特に娯楽と教育の分野においては)。

YouTubeというメディアを考えてみると、言ってみれば、テレビ局の無限拡大版みたいなものだ――既存のテレビ局は非常に数が少なく、それゆえ、「テレビに出る」ことは非常に競争が激しく、「テレビに出る人」になれたら、それは「成功」を意味し、名声と富が約束されている。しかし、YouTubeでは誰でもチャンネル(局)を開設できるゆえに、その意味では競争はゼロである。したがって、チャンネルを開設したからといって、富と名声が保証されているわけではないが、しかし、お金を稼ぐ方法としては、大昔から民放テレビが採用してきた方法とまったく同じである。

つまり、広告収入に依存し、そのため、お金を稼ぐユーチューバー(っていうのか)になるには、たくさんの人に視聴してもらわねばならず(=人気を獲得しなければならず)、そのあたりも既存テレビが視聴率を気にしなければいけないのと同じである。だから、ユーチューバーを生業にするには、今述べたように人気依存稼業であるゆえに、かなりのリスクがある。なぜなら、既存のテレビの世界同様に、人気(=人の気)は移ろいやすく、非常に不安定なものだからだ。


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[社会]

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