私が昔、「楽しいお金」を最初に書いたときに思ったことは、経済の本やお金の本をほとんど読んだことがない人たちでもわかるように書こうということだった。
その本を書く前、私は経済やお金に関する本をかなり読んで、経済という学問はけっこう面白いことを発見し、でも同時に普通の人はほとんど経済の本を読まないことに気づいた。
読まない理由の一つは、一般向けであっても経済の本は難しいからであり、またほとんどの人たちはそんな本を読んでいる暇がないほど忙しいからだ。
そこで、暇人の読書家であった私が、専門書でもなく、また中味の薄い一般向けの本でもなく、でもなるべく専門書のエッセンスも取り入れて、しかも日常生活に役立つ実用書のような感じで、「学問を素人に」というモットーで、著作活動を始めたというわけだ。今考えてみれば、ものすごい野心(笑)である。
そのあと、経済学だけでなく、生物学&進化論、物理学などに熱中し、数十年間、贅沢な時間を過ごすことができた−−スピリチュアルな探求も学問探究も非常に贅沢な活動である(と私は思っている)。しかも学者とか研究者ではなく素人であるので、どこからも補助金や研究費をもらっているわけでもなく、気楽でもある。
とはいえ、「動園から神の王国へ」があまりに途中大変だったので、「これが最後の自分の著作かも」と思ったりもした。でも書き終えてみると、「学問を素人に」という野心がまだ私に残っていることに気づき、また次作を書こうという意欲が湧いてきた(まだ書き始めてはいず、現在は構想を考えている最中)。
ビジネス的には、私の著作は「楽しいお金」以外成功しなかったが、それでも、少数の読者の皆さんが、「読んで楽しかった」と思ってくれたら、それは物書きとしては大変な喜びと光栄である。「動物園から神の王国へ」が15年かかったので、次作は、それよりは短く10年以内の完成をみざしたいと思っている(私の人間肉体精神機構が生きている間に出ることをI hope)。
(次回からは、ダグラス・ハーディングの新刊と教えについて、数回にわたって書く予定です)
[ ken 様の質問への答え]
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